• 2025年3月17日
  • 2025年3月19日

予防歯科のプロが教える!PMTCで始めるお口のケア

毎日の歯磨きだけでは落としきれない汚れや細菌は、プロによるケアで除去することが可能です。そこで注目されているのが、予防歯科の重要項目である「PMTC」です。

この記事では、世田谷区等々力にある「とどろき今井歯科」が、PMTCの効果・料金・頻度から、使用する機器、ホワイトニングとの組み合わせ、口臭予防まで徹底解説!PMTCで始めるお口のケアで、健康で美しい歯を手に入れましょう。

PMTCとは?予防歯科における役割と重要性

「PMTC」って聞いたことはありますか? なんとなく「歯のクリーニングみたいなもの?」と思っている方もいるかもしれません。PMTCは、毎日の歯磨きだけでは落としきれない汚れをプロの手で徹底的に除去し、虫歯や歯周病を予防するための大切なケアなのです。

PMTCの目的:虫歯・歯周病予防、口臭対策、審美性向上

PMTCの正式名称は「Professional Mechanical Tooth Cleaning」。日本語では「専門家による機械的歯面清掃」という意味です。つまり、歯科医師や歯科衛生士などの専門家が専用の機器を使って行う歯のクリーニングのこと。

PMTCの目的は、大きく分けて以下の3つです。

目的内容
虫歯・歯周病予防歯垢や歯石を徹底的に除去することで、虫歯や歯周病の原因となる細菌の繁殖を抑えます。
口臭対策口臭の原因となる細菌や汚れを取り除き、お口の中を清潔に保ちます。
審美性向上着色汚れ(ステイン)を除去し、歯本来の白さを取り戻します。

つまり、PMTCを受けることで、お口の健康を維持し、さらに自信あふれる笑顔を手に入れることが可能です。

PMTCとクリーニングの違い:PMTCならではのメリット

「PMTCもクリーニングも同じじゃないの?」と思った方もいるかもしれません。実は、保険適用で行われる一般的な歯のクリーニングとPMTCには、大きな違いがあります。

項目保険適用内のクリーニングPMTC
目的主に歯石除去歯垢、歯石、着色汚れ、バイオフィルムの除去
使用機器スケーラーなどエアフロー、回転ブラシ、ペーストなど
清掃範囲歯石が付着している部分歯全体
効果歯周病の進行抑制虫歯・歯周病予防、口臭対策、審美性向上

PMTCは、保険適用内のクリーニングよりもさらに細かい汚れやバイオフィルム(細菌の膜)まで除去できるため、より高い予防効果と審美的な効果が期待できますよ。

PMTCがおすすめな人:セルフケアだけでは不十分な方へ

「毎日歯磨きしてるから大丈夫!」と思っていても、実はセルフケアだけでは落としきれない汚れが溜まっているかもしれません。以下のような方は、特にPMTCがおすすめです。

  • 虫歯や歯周病になりやすい方
  • 歯ぐきの腫れや出血が気になる方
  • 口臭が気になる方
  • タバコを吸う方
  • コーヒーや紅茶をよく飲む方
  • 歯の黄ばみが気になる方

PMTCは、プロの技術と専用の機器で徹底的に歯をクリーニングすることで、これらの悩みを解決へと導いてくれます。セルフケアにプラスして、PMTCを取り入れてみませんか?

PMTCの効果を最大限に引き出す!正しい歯磨きと生活習慣

せっかくPMTCを受けたのに、その効果がすぐに薄れてしまってはもったいないですよね。PMTCの効果を最大限に引き出し、健康な歯を長く保つためには、毎日の歯磨きと生活習慣の見直しが重要です。PMTC後も、ご自宅でのケアをしっかり行うことで、より一層美しい歯をキープできますよ!

PMTCの効果を高める歯磨きのコツ

PMTCで歯の表面がツルツルになった後は、プラークが付きにくくなっています。この状態を維持するためには、毎日の歯磨きが重要!でも、「自己流でちゃんと磨けているか不安…」という方も多いのではないでしょうか?

そこで、効果的な歯磨きのコツをいくつかご紹介します。

ポイント具体的な方法
歯ブラシの持ち方鉛筆を持つように軽く握り、力を入れすぎない
歯ブラシの動かし方小刻みに動かして、歯と歯茎の境目を丁寧に磨くゴシゴシと強く磨くのはNG!
磨く順番同じ場所ばかり磨かないように、順番を決めて磨く奥歯など磨きにくい場所は特に意識して
歯ブラシの種類自分の歯並びや歯茎の状態に合った歯ブラシを選ぶ歯科衛生士に相談してみるのもおすすめ

これらのポイントを意識して、丁寧に歯磨きをすることで、PMTCの効果を高め、虫歯や歯周病を予防することができます。

PMTCの効果を持続させる生活習慣:食生活、喫煙、ストレス

歯磨きの他に、生活習慣もPMTCの効果に大きく影響します。特に、食生活、喫煙、ストレスは要注意!これらの要素が、お口の環境を悪化させる原因となることも。

生活習慣注意点
食生活甘いものや酸性の飲み物は、歯のエナメル質を溶かす原因に。食べた後は、できるだけ早く歯磨きをしましょう!キシリトール配合のガムなども効果的。
喫煙タバコは、歯周病のリスクを高めるだけでなく、口臭の原因にも。禁煙、または本数を減らす努力をしましょう。
ストレスストレスは、免疫力を低下させ、歯周病を悪化させる可能性も。適度な運動やリラックスする時間を取り入れて、ストレスを溜め込まないようにしましょう。

これらの生活習慣に気を付けることで、PMTCの効果をより長く持続させることができます。

歯科衛生士が教える!PMTC後のホームケア

PMTCの効果を最大限に引き出すためには、歯科衛生士がアドバイスするホームケアをしっかりと行うことが大切です。毎日のケアで、お口の健康を保ちましょう!

  • 歯磨き:正しいブラッシング方法で、丁寧に磨きましょう。歯間ブラシやデンタルフロスも併用するのがおすすめです。
  • 洗口液:殺菌効果のある洗口液を使用することで、口臭予防にも効果的です。
  • 定期的な歯科検診:PMTCと合わせて、定期的な歯科検診を受けることで、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療につながります。

これらのホームケアを実践することで、PMTCの効果を持続させ、健康で美しい歯を保つことができます。何か分からないことがあれば、遠慮なく歯科衛生士に相談してくださいね。

PMTCの料金は?医療費控除は対象になる?

PMTCを受けたいけど、気になるのはやっぱり料金ですよね。「保険適用内なの?」「いくらかかるの?」など、気になるポイントをまとめました。

PMTCの料金体系:保険適用と自費診療の違い

PMTCは基本的に自費診療となるため、保険は適用されません。ただし、歯周病の治療として行う場合は、保険適用となる場合もあります。保険適用か自費診療かによって、料金や施術内容が異なるので、事前に確認しておきましょう。

項目保険適用自費診療(PMTC)
目的歯周病の治療虫歯・歯周病予防、口臭対策、審美性向上
施術内容歯石除去、歯面清掃歯石除去に加え、バイオフィルムの除去、フッ素塗布など
料金相場数百円〜数千円5,000円〜15,000円
使用機器スケーラーなどエアフロー、超音波スケーラーなど

保険適用の場合は、歯石除去や歯面清掃が中心となります。一方、自費診療のPMTCは、より高度な技術と専用の機器を用いて、歯の表面だけでなく、歯と歯茎の境目や歯周ポケットなどの細かい部分まで徹底的にクリーニングします。そのため、虫歯や歯周病の予防効果が高く、口臭対策や審美性の向上にも繋がります。

医療費控除の対象となる条件と申請方法

PMTCは、医療費控除の対象となる場合があります。医療費控除とは、1年間にかかった医療費が一定額を超えた場合、その超過分を所得から控除できる制度です。PMTCが医療費控除の対象となるには、歯周病の治療や予防を目的として行われた場合など、一定の条件を満たす必要があります。

医療費控除を受けるためには、確定申告が必要です。領収書などの必要書類を揃えて、税務署に申告しましょう。詳しい条件や申請方法については、国税庁のウェブサイトなどを参考にしてください。

PMTCの料金や医療費控除について理解した上で、自分に合った歯科医院を選び、健康で美しい歯を保ちましょう!

PMTCで使用する機器を紹介

PMTCの効果を高めるためには、使用する機器も重要な要素です。歯科医院によって使用する機器が異なるため、事前に確認しておきましょう。どんな機器が使われているかを知ることで、より安心してPMTCを受けられますよ。

主なPMTC機器の種類と特徴

PMTCで使用される主な機器とその特徴を分かりやすく表にまとめました。

機器特徴メリット
エアフロー微細なパウダーを噴射して汚れを除去歯面を傷つけにくい着色汚れ(ステイン)やバイオフィルムの除去に効果的歯肉への刺激が少ない爽快感がある
ラバーカップ研磨剤と回転ブラシで歯面を研磨歯の表面を滑らかにする歯垢や歯石の除去歯の表面の細かい傷を研磨フッ素塗布の効果を高める
超音波スケーラー超音波の振動で歯石を除去歯周ポケット内の歯石にも対応歯石除去に効果的歯肉への負担が少ない
ポリッシングブラシブラシと研磨ペーストで歯を研磨歯の表面をツルツルにする着色汚れの付着を予防

これらの機器以外にも、歯科医院によっては特殊な機器を使用している場合もあります。気になる方は、事前に問い合わせてみるのがおすすめです。

PMTC後の歯の白さを維持する方法!ホワイトニングとの組み合わせ

PMTCで歯の表面がきれいになると、本来の歯の白さが蘇ってきます。せっかく手に入れた白さをキープしたいですよね?さらに白くしたい!という方もいるでしょう。ここでは、PMTCとホワイトニングの関係、そして白さを長持ちさせる方法について解説します。

PMTCとホワイトニングの相乗効果

PMTCとホワイトニングは、どちらも歯を白くするための方法ですが、それぞれアプローチが異なります。PMTCは歯の表面の汚れやバイオフィルムを除去することで本来の歯の白さを取り戻すのに対し、ホワイトニングは歯のエナメル質の色素を分解することで歯自体を白くします。この2つを組み合わせることで、相乗効果が期待できます。

施術効果メリット
PMTC歯の表面の汚れ・バイオフィルム除去本来の歯の白さを取り戻す虫歯・歯周病予防口臭予防
ホワイトニング歯のエナメル質の色素分解歯自体を白くする審美性の向上
PMTC + ホワイトニング汚れ除去+色素分解より白く輝く歯を実現ホワイトニング効果の持続健康的な白い歯を維持

PMTCで歯の表面をきれいにすることで、ホワイトニング剤が歯に浸透しやすくなり、効果を高めることができます。また、ホワイトニング後のメンテナンスとしてPMTCを行うことで、白さを長持ちさせる効果も期待できます。

ホワイトニング後のメンテナンスとしてのPMTC

ホワイトニング後も、着色汚れやバイオフィルムは付着します。せっかく白くなった歯を維持するためにも、定期的なPMTCは重要です。PMTCで歯の表面を清潔に保つことで、ホワイトニング効果をより長く持続させることができます。

また、ホワイトニング後の歯は、一時的に知覚過敏を起こしやすくなっている場合があります。PMTCでは、歯の表面を研磨するだけでなく、フッ素塗布も行うため、知覚過敏の予防にも効果的です。

ホワイトニングが気になる方はこちらの記事も合わせてお読みください。

PMTCに関するよくある質問

PMTCについてよくある質問にお答えします。施術を受ける前に、気になることは解消しておきましょう!

PMTCの施術時間は?

PMTCの施術時間は、お口の状態や施術内容によって異なりますが、一般的には30分〜1時間程度です。歯石が多い場合や、歯周病が進行している場合は、もう少し時間がかかることもあります。

PMTCは痛いですか?

PMTCは基本的に痛みを伴う施術ではありません。ただし、歯周病が進行している場合や、知覚過敏がある場合は、痛みを感じる方もいらっしゃいます。その場合は、麻酔を使用することも可能ですので、お気軽に歯科医師や歯科衛生士にご相談ください。

PMTCの頻度はどれくらい?

PMTCを受ける理想的な頻度は、3ヶ月〜4ヶ月に1回です。個人差はありますが、このくらいの頻度でPMTCを受けることで、虫歯や歯周病のリスクを効果的に抑えることができます。お口の状態に合わせて、歯科医師や歯科衛生士と相談しながら適切な頻度を決めましょう。

頻度目的対象者
3〜4ヶ月に1回虫歯・歯周病予防、口臭対策、審美性向上健康な歯を維持したい方
1〜2ヶ月に1回歯周病のケア、より高い審美性の維持歯周病治療中の方、ホワイトニング後の方

PMTC後に食事制限はありますか?

PMTC後に特別な食事制限はありません。ただし、施術直後は歯が敏感になっている場合があるので、刺激の強い食べ物や冷たい飲み物は少し時間を置いてから摂取するのがおすすめです。

PMTCは妊娠中でも受けられますか?

PMTCは妊娠中でも受けることができます。妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯周病になりやすい時期です。PMTCで口腔内を清潔に保つことは、お口の健康だけでなく、お腹の赤ちゃんを守るためにも重要です。ただし、安定期に入ってから受けるのが安心です。心配な方は、かかりつけの産婦人科医と相談の上、施術を受けましょう。

まとめ|PMTCで始めるお口のケア

今回は、PMTCの効果や料金、頻度などについて詳しく解説しました。

毎日の歯磨きだけじゃちょっと不安…もっと自信あふれる笑顔でいたい!って思ってるなら、PMTCはまさにピッタリのお口のケア方法。プロの手で徹底的にクリーニングしてもらうことで、虫歯や歯周病の予防はもちろん、口臭ケアや歯の白さキープにもつながるから、いいことづくめです。

料金や使う機器は歯科医院によって違うから、この記事で紹介したポイントを参考に、自分に合ったところを見つけてみてくださいね。PMTCを始めて、健康で美しい歯を手に入れましょう!

世田谷区等々力にある「とどろき今井歯科」では、PMTCはもちろん、予防歯科に力を入れております。
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